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退院当日!(後編) [通院期]

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無事退院許可を先生から頂き、晴れやかな気持ちでひゃくのもとに戻った主人と私。

すると、ヤマオカさんが一枚の紙を持ってきて、ひゃくの肺が今どのような状態なのかを説明してくださいました。

ざっくりいうと、肺機能が低いために、心臓にも負担がかかってきてしまうので、普通の子より気を付けてあげなければいけないということでした。(すみませんざっくりしすぎですね…汗)

平常時は問題ないですが、カゼなどを引いたときに悪化しやすくなるそうで、今は大丈夫でも、最悪の場合は酸素が再び必要になってしまうこともあるとのこと。

家に帰った後も、カゼをひかないように湿度や温度調節など気を付けてほしいという内容でした。

なるほど…家に帰ってからもまだまだ油断ならない。。気を付けないと…



「では、退院の支度をしましょうか!」

ということで、いよいよお着替え。
今着ている柔道着のような服は、病院のものなのでお返ししなければなりません。

そして、いよいよ3か月以上ずっと体にまとわりついていた、モニターなどの様々なコードやチューブを外していきます…

これで見た目はすっかり普通の赤ん坊に。嬉しいなあ。心なしかひゃくもすっきりした表情をしている様に感じました。

初めて着せるベビードレス…
女の子なのでフリフリ~のものを選んでも良かったのですが、私の好みでシンプルなものになりました。ごめんよ。

でもやっぱり赤ちゃんですね~~こういう服を着せると可愛い~~(親バカ)

帽子も付いていたのでつけてみたら、まあ~赤ちゃんですね~~笑

看護師さんにも「かわい~~!」と好評でした。…が、あごのひもがかゆかったのか、即行でひゃくに取られてしまいました笑 残念!



「出る前にちょっとおっぱいあげていきますか?」と聞かれたので、

「そうですね!あげていきます!」
と最後の授乳室へ。

新生児はこまめにおっぱいあげないといけないので、帰る前に念のため授乳することにしました。

この部屋で授乳するのも最後…
そうなったら、なんだかこの狭い部屋にも愛着が湧いてきました。

いろいろあったな~…最初は、おっぱいをくわえること自体大変だったのにな…

と感傷に浸りながら、あっという間に授乳終了。


部屋に戻ると、ひゃくの寝ていた保育器の周りはすっきり片付いて綺麗になっていました。

ヤマオカさんから最後に、お話ノートと木箱に入れられたへその緒を渡されました。

おお~ひゃくにもへその緒があったのか…!
ちっちゃくてカピカピで、言われないとへその緒って分からないくらい。

私も昔、母から自分のへその緒を見せてもらいましたが、ああいうのって当の本人は意外と「いらね~!」って思うんですよね笑
私も当時、いらね~!って思ってました。

でも、ひゃくのへその緒をもらったときに何だか嬉しくなりました。
「この子を産んだんだぞ!」っていう勲章をもらった気分でした。

もしかしたら、へその緒って“お母さんの記念”という役割の方が大きいのかもしれませんね。
将来ひゃくはいらないと思うかもしれませんが、私はもらえて良かったと思いました笑


いよいよ荷物を持って、退院です!

と、色々な思い出が走馬灯のように巡り、GCUを出た辺りから私は感極まって泣いてしまいました笑
ダメですね…大人になってから涙もろくなりました笑

行きに通った手洗い場にさしかかると、「もうこの場所には来ないんだ…」という気持ちが爆発…まるで卒業式の気分です。

GCUとNICU共同の出入り口まで、ヤマオカさんをはじめとしたその場にいる看護師さんたちがお見送りに来てくれて、その頃にはもう私は涙でぐしゃぐしゃ…笑

出入り口で待っていてくれた両親と、主人は、スタッフの皆さんにお礼と挨拶をしていました。私もしたんですが、もうグダグダでしたね…あんまり風景を覚えてないです笑

ヤマオカさんも少しウルッとしてくれた(のかな?)様子で、「定期健診に来たときは、ぜひここに遊びに来て下さいね!」と、笑顔で私たちを見送ってくれました。

本当に皆さん素敵なスタッフの方たちでした。この病院にお世話になって良かった…と今でも思っています。



そんなこんなで、無事に退院を迎えたひゃく。
これにて入院編終了となります!
結構、記憶も曖昧で雑な表現になってしまった部分もありましたが、お許しください。。
恐らく病院によって対応は様々かと思いますので、参考程度に読み流してくださいね!


次回はちょっとだけ、後日談をお話しする予定です。

長い間、お付き合いくださりありがとうございました!
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退院当日!(前編) [通院期]

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前回お話した金曜日から一夜明けて、いよいよ土曜日!
待ちに待った退院日がやってきました!

この時まだ我が家は車を持っておらず、電車とバスを乗り継いで病院まで行かなければならなかったのですが、

「そんな小さいひゃくを、電車やバスに乗せるわけにはいかん!」

と、私の父が車を出してくれることになりました。
ちょうど自宅と病院の間に実家があったので、実家に寄ってから、みんなで病院へ!

両親はGCUには入れないので、窓越しに様子を見ながら、部屋の外で待っていてもらいました。

いよいよ最後の入室。荷物をロッカーに入れて、手を洗って、消毒して…

毎日繰り返していた、入室前のこの一連の作業も今日でおしまいです。なんだかちょっと寂しい気持ちになったのを覚えています。

今日は一つ荷物を多めにGCUに入りました。そう、ひゃくのベビードレスを持ってきたのです!

一般的にはお宮参りの時などに着せる、真っ白でレースが可愛いベビードレスですが、ひゃくにとっては退院時の一張羅となりました笑

気になるひゃくの様子は…というと、昨日とは打って変わって平常運行!笑
元気に手足をばたつかせていました。

酸素の値も悪くないようで、酸素マスクも外されていました。

「おはよう~~いよいよお家に帰るよ!」

と声を掛けます。
なんだか嬉しそうな表情(に見える)。

と、そこへヤマオカさんが登場!

「おはようございます!いよいよですね!」

ヤマオカさんも自分の事のように喜んでくれていました。最終日にちゃんとお会いできて本当に良かったです。

「最後に先生からお話があるので、旦那さんも一緒によろしいですか?」

と続けられました。


お話か…

思えば、先生との別室でのお話にはあまり良い思い出が無いもので、ちょっと緊張といいますか、心臓がドキッとしました。


ひゃくの帰り支度の前に、早速別室へ移動…。
そして、しばらく待っていると先生がお部屋にいらっしゃいました。

「おはようございます。いや~すみませんお待たせしちゃって!」


いよいよ話がはじまります。

酸素のレンタルについてや、昨日のCTの結果など気になることがいっぱいで、退院日だというのに、リラックスして聞けるような状態ではありませんでした。

想像では、退院当日はもっと晴れやかな気分で過ごせると思っていたのに…やっぱり、そんなに甘いものではないですね。

「それで、肺の具合についてですが…」

ゴクリ。。

「最近、酸素の数値もとても安定してきているので、もう大丈夫かな。レンタルはしなくて良いと思います!」

「ほんとですか?!良かった~…!」
と、思わず安堵のため息をもらしました。

この入院生活で一番大きなテーマだった肺の発達具合。最後の最後でOKをもらえて本当に安心したのを覚えています。

そこからはたたみかけるように、CTについての説明がありました。
「CT画像を見る限りでも、脳の出血は再発していないようなので、もう問題ないと思います。今日退院しましょう!」

やった~~~~~!!

別の意味で涙が出そうになりました。どっちも問題なかった…ほんとうによかった…

「しかし、未熟児の子は普通の子に比べ、肺が未発達なのは確かです。後でヤマオカさんから、肺の状態についての詳しい説明をしますから良く聞いておいてくださいね。」

と、いう内容でお話は終了。

無事に退院できることとなりました!


こっから長くなりますので、続きは後半へつづきます…
もう少々お付き合いください!

つづく

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退院の前の… [通院期]

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いよいよ退院当日のお話…!と、言いたいところなのですが、今回は退院前日の金曜日のお話から始めたいと思います。

木曜日に退院を言い渡され、ふわふわした気分のまま、金曜日いつもの時間にに再び病院へ向かいました。

ベビー用品などの身の回りのことは、十分に時間があったので準備はバッチリ。もう前日にすることはほとんどありませんでしたので、なんだか緊張感の無い前日だなあ~と思いながら病院に向かったのを覚えています。

「まあ、ひゃくも相変わらずで過ごしているんだろうな~」なんて気楽に病室に向かってみると、

なんと、ひゃくは爆睡…笑


これだけ聞くと、別に赤ちゃんとしてはけっこう普通のことでは?とお思いかもしれませんね。

入院直後のひゃくは結構夜型で、昼間は寝ていることが多かったのですが、GCUに移ってからは段々と昼型にシフトチェンジ。お昼は起きていることも増えていたので、「良かったね~」とヤマオカさんと話し合っていた頃のことでした。

入院直後、夜勤のヤマオカさんによく遊んでもらっていたのも、今では良い思い出です^^

さらに、私が面会に行く時間はお昼のミルクタイム。お腹が空いているので、高確率で起きている時間帯でもありました。

「ひゃく~来たよ~~」

と、話しかけても爆睡。どうした?!すげー寝てる!!
ちょっと動揺し始めた頃に、看護師さんが声をかけてくれました。


「あーひゃくちゃんママこんにちは!実はひゃくちゃん、午前中にCT撮ったんです。」

聞けば、退院前の最終確認で脳内のCTを撮影したとのこと。赤ちゃんは撮影時、嫌がって動いてしまうことが多いので、眠くなる薬を事前に飲ませているんだそうです。

というわけで、ひゃくもそのお薬の影響でその日ははずっと爆睡していました。

もちろんおっぱいはもちろん、哺乳瓶からもほとんどミルクは飲めず、結局その時はお鼻のチューブからのご飯に。ほんとに良く効いてるなあ~と感心しました笑

CTの結果は気になるものの、今はもう心は退院モード。「何事もなく退院できるといいな…」と、ひゃくの寝顔を眺めながらぼんやりと考えていました。

前日になっても、心配事はまだまだたくさん。酸素の器具のレンタルについても詳細を聞かされていないし、CTの結果でまた脳内出血が再発してたらどうしよう…など、ほんとに退院できるのかまだ不安も半分ある状態でした。

とにもかくにも、ひゃくは爆睡のため金曜はほとんど楽しい触れ合いもなく、そのまま家に帰ることに。ヤマオカさんにもお会いできず、お話ノートでのやりとりだけに終わりました。全ては退院当日…明日に持ち越しです。


今回、前振りみたいな内容のお話になってしまいましたが、いよいよ次回退院当日のお話です!もったいぶっているみたいになってしまい、申し訳ないです…。CT撮るのに眠らせるという事が自分的に「はえ~」って思いましたので、お話したかったんです てへ^^;

それではまた次回!もう少々お待ちくださ~い!
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ついにあの時が…!! [通院期]

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前回の退院延期の話を伺ってから、2週間が過ぎた11月初めのことです。

気付けば、いつも気にしていた酸素の値があまり気にならなくなってきました。

酸素は相変わらず、着けたり着けなかったりでしたが、どんどん着けずに過ごす時間が長くなっているような…いないような…

「もしかして、酸素はお借りしなくても大丈夫かもしれない…」

なんて密かに淡い期待を抱いていました。

しかし、もう一つの課題である眼底検査は相変わらず継続中。まだまだ退院までは遠いな~…と感じていました。

なぜなら、GCUに入院している、体もしっかりしていて食欲旺盛、ぱっと見何にも問題が無さそうな何人かの元気な赤ちゃん達は皆、眼底検査クリア待ちの状態でした。

あんなに順調に成長しているように見える子達でも、眼球の毛細血管の育ちがイマイチならば、ひゃくなんかまだまだなんだろうな~と目に見えてわかります。

看護師さんたちもみんな、そんな赤ちゃんたちの退院を心待ちにしていました。お世話していた赤ちゃんが居なくなってしまうのは少し寂しいかもしれませんが、やっぱり自宅に帰れることが赤ちゃんの一番の幸せですからね。

どの方も、とても心優しい素敵な看護師さんたちでした。


毎週木曜日の夕方に要検査の子たちが順番に先生に診てもらうのですが、その眼底検査はとても痛く、誰もが嫌がる検査なので、私は検査が終わるまでなるべく一緒に居てあげるようにしていました。

もう一つ付き添っていた理由としては、検査時に母親が居る場合は、眼科の先生が現在の状態について、直接説明をしてくださったため。やっぱりその場で詳しい話を伺いたいですからね。

ひゃくは毎週先生に、「う~ん…もうちょっとなんだけどね~なかなか(毛細血管が)伸びないね~」と言われていました。

「まだまだだろうな…」と思っていても、つい期待してしまう自分。でもやっぱり、今週もダメだった~!の繰り返しでした。


そして11月頭、今回の眼底検査。
いつものようにひゃくは奥の部屋へさらわれていきます笑

ぎゃーーーーーーーーーーーーーという長い泣きが5分ほど続いたあと、目に縦のスジが付いたひゃくが看護師さんに抱っこされて戻ってきました。(終わった後は泣き疲れてグッタリ笑)


(ひえ~今回も痛そうだね~お疲れ~)と思いながらひゃくを迎えると、後に続いて眼科の先生がこちらに近付いてきました。

「う~~~~~ん。どうしよっかな~~」

何か迷われている様子。


「う~ん、まあいっか!後は通院で!じゃあ退院!」

「えっ」

突然すぎて耳を疑いました。

なんと退院の許可が今その瞬間に出たのです!!

「わ~~~!よかったですね!おめでとうございます~」

周りの看護師さんも喜んでくれました!

急すぎて全然実感が湧かなくて、ちょっと呆然としてしまいましたが、
すぐに喜びの感情が湧き上がってきました。

「あ、ありがとうございます!!」

「まだ、完全には伸びていないからこれからちょっと通院してもらう必要があるけど、まあもう退院しても大丈夫だと思うよ!」と先生。

通院でも全く構いません!だって遂にひゃくが家に帰ってくることができるんですから!こんなにうれしいことはありません。

看護師さんに、「いつ頃退院の受け入れができそうですか?」と聞かれたので、

「今週土曜日に迎えにきます!」と答えました。やっぱり、家族みんなで迎えに行きたいと思ったので主人が休みの週末に退院することにしました。

ここ数年で一番うれしい出来事でした。この瞬間のことは今でも忘れられません。


そんなこんなで、突然退院が決定したひゃく。

ホントにいよいよ退院なんだ…
あと金曜日が終わったら、ほんとのほんとに退院だ…

通院期編、いよいよフィナーレです!

つづく

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ひゃくの100日祝い! [通院期]

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いつものようにGCUでひゃくと共に過ごしていると、ヤマオカさんがこんなことを提案してくれました。

「明日、ひゃくちゃんのお食い初めしましょっか!」

お食い初め…ってなんだっけ?と思い出してから、「あ~100日祝いですね!」
と気づいた私。

そういえば、もうすぐひゃくが生まれてもうすぐ100日。

もっと早く退院できると踏んでいた私でしたが、残念ながら100日祝いは病院ですることになりました。

自分が赤ちゃんの頃は100日祝いなんてしてもらったのだろうか…
今までそんな話をしたことも無かったし、聞いたことも無かったので、お食い初めって何をするものなのかよく分かっていませんでした。

お食い初めってどんなものだっけか…と思いながら、その日の帰路で軽く調べてみると、石をかじらせたり、鯛の尾頭付きのお膳を用意したり…地域や家によって風習はちょっとずつ違うようですが、要するに赤ちゃんの健やかな成長を願う行事のようでした。(雑ですみません)

鯛とか石とか…GCUには持ち込むわけにはいかないし、どうするつもりなのかしら…

ナガオカさんが一体どんなプランを想定されているのか、調べるだけでは全然想像がつきませんでした。



そんなこんなで翌日。翌日は土曜日でしたので、パパも一緒に面会です。この日は偶然にも私の両親も病院についてきました。両親はGCUには入ることはできないので、窓越しに様子を見ている状態です。

ひゃくの様子をしばらく眺めていると、ナガオカさんがやって来ました。

「おはようございます!じゃあ、お食い初めしましょっか!ちょっと待っててくださいね~」

とどこかへ去ってしまいました。

おお!早速ですか!一体何をするんだろう…ドキドキしながら待っていると…


「お待たせしました~!」

と、手に一枚のピンクの紙を持っていました。

「はい!これどうぞ!」

と差し出されたその紙を見てみると…



“100日おめでとう”

という、ちぎり絵で描かれた文字の下には可愛らしい鯛のイラストが。

「お食い初めの鯛はここには持ち込めないので、粗末な鯛で申し訳ないのですが紙に描いてみました!これで家族皆さんで写真撮影しましょう!」

と言ってくださいました。

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思わぬプレゼントに、涙が出そうになってしまいました。

粗末なんでとんでもない!こんなに心のこもった作品を頂けるなんて…
きっとお忙しいのに、夜勤や休憩の合間に作って下さったに違いありません…

「100日目を病院で過ごすなんて…」と気落ちしていましたが、それは大きな間違いでした。

家族以外のたくさんの方たちにもお祝いしてもらえるなんて、とても素敵な環境にひゃくは居たのです。

入院していなければこんな経験はできなかったと思います。本当に感謝してもしきれません。

頂いた紙を手に持ち、私と主人がひゃくを挟むようにし、後ろの窓越しに私の両親も入るようなアングルで写真撮影をして下さいました。

みんなでお膳を用意して楽しいお食事会のようなイベントはできませんでしたが、私にとってはとても素敵な思い出ができたと思っています。

頂いたその紙は、今でも家の壁に貼ってあり、いつかひゃくに聞かれたらお話してあげる予定。今からその日が楽しみな私です。


つづく

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初めてのお風呂の練習!(2) [通院期]

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いよいよお風呂初挑戦。ビデオで見た限りは予想通りの流れで、さほど難しそうには感じませんでしたので「まあ、大丈夫でしょ!」なんて、のんきに構えていました。

が、実際そうはいかなかったのです…。

まずお風呂の前に、酸素を外し、心拍などを測っているモニターをはがします。
ここでひゃくの体の状態が全く分からない状態になったわけです。

慣れないお風呂なんて入れて、酸素が急激に下がってしまったらどうすんだろ…モニターもつないでいないので、警告ブザーも鳴りません。

「酸素の数値が低くなると、唇が青紫になってくるので、それを気を付けていれば大丈夫!」
と教えてもらいましたが、

「え?!そんな風になったらこええ~~!」と内心、ビビりまくりでした笑

鼻から胃に通していたミルクを注入する用のチューブは、一回外すと挿入するのが大変なので、付けたままの入浴に。先端に蓋が付いており、水は入り込まないので安心です。

いよいよ肌着を脱がせて、オムツを外してお風呂へGO!

GCUの一角には、赤ちゃんをお風呂に入れるための大きな洗面台のようなものが3~4台ほど並んで壁際に設置されており、そこにお湯を溜めて赤ちゃんを洗います。

この洗面台のようなものは、トイレとかに使われているような白い陶器でできていました。

最近の一般的なベビーバスは柔らかい素材が多い中、冷たくて硬い陶器の湯船に入れるのが最初すごい怖かったです。

耳に水が入ると中耳炎などの原因になるらしいので、赤ちゃんの両耳を片手でふさぎながらお湯に浮かせて、空いている反対の手でガーゼを持ち、顔を優しく拭います。湯船は固い陶器なので、赤ちゃんが当たらないよう配慮が必要でした。

その後、泡のベビーソープを片手に取り、頭、そして体を洗っていくのですが、頭を洗うときは泡が目に入ってしまいそうになり苦戦…さらには水中に入っているので、体を洗うときに泡がすぐに溶けてしまい、思うように洗えません。

少しでも泡が体に付くように、洗うときは体が少し水面に浮くように調節するのですが、これが段々辛くなってきます。まだ体重は3キロも無いし、さらに水に浮いているので軽いはずなのに結構キツイ…耳を塞ぎ続けなければならないため、手がプルプルしました笑

「耳に水が入らないように…泡が目に入らないように…そして絶対に落としてはならない…」
という色々なプレッシャーが、余計に腕を疲れさせたのかもしれません。

看護師さんたちは同じ作業をしているのに、ビデオの映像を見てみるととっても簡単そうに見えます。心なしかひゃくもリラックスして洗ってもらっているようでした。

服を脱がされるときは、結構泣いてるのに、お湯に入るとおとなしくなるんです。やっぱり気持ち良いんでしょうね。私が洗った時も、お湯の中では一応静かになっていました。


心の中で「うおおお~~~持ってくれ私の腕~~!早く終われ~~!」と思いながら、お風呂タイムは10分ほどで完了。冷えてしまわないように、ササッと拭きあげて肌着を着せます。

最後に耳と鼻を軽く綿棒で掃除して終了です。

文章にすると無事お風呂は入れられたように感じますが、この時私は「一人でできるかな…」という不安がありました。だってすごい腕辛かったんですもの。


でも、結果から言うと、退院してからの自宅でのお風呂はそんなに大変じゃありませんでした。

なぜなら、うちで用意しておいたベビーバスは空気で膨らますタイプの柔らか素材。深さも無いので、ひゃくを置いてゆっくり洗ってあげることができました笑

いやしかしほんと、病院の赤ちゃん用のお風呂はレベル高いっす。おかげで自宅での入浴は楽に感じました笑
ある意味、ありがたい経験だったかもしれませんね!

以上、(私の)初めてのお風呂体験でした!

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初めてのお風呂の練習!(1) [通院期]

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退院延期が決定してから、改めて始まった通院生活。

自分の中では、出産予定日を目指して気持ちを保っていた部分がありましたので、心を折られたような気持ち半分と、新しい家族が自宅にやってくるという緊張が少し緩んだのが半分という複雑な心境になっていました。

それでも、ひゃくは毎日おっぱいも飲みますし、少しずつ成長していきました。
病室に行き、ひゃくの様子を見ることは毎日の楽しみになっていました。

そんなある日、担当看護師のヤマオカさんがこんな提案をしてくれました。

「そろそろ、お風呂の練習していきましょうか!」

お、お風呂!!すっかり忘れてた…そう言えばそんなことがありましたね!

お風呂タイムが主に午前中だったため、昼前に病院に着くことが多かった私はなかなかそのタイミングに出会えず、いつも看護師さんに任せきりでした。

てか、酸素付けてて、体にモニターとかチューブがくっついてる状態でできるのか?!私になんかに…
という不安な気持ちでいっぱいになりました笑

とは言え、普通に産まれる赤ちゃんたちのママも退院時に練習していることですし、当然やるしかありません。

後日、まずは見て学ぼう!ということで、ヤマオカさんがひゃくをお風呂に入れながら解説してくれることに。

私は復習できるようにビデオを回しながら見ていました。

しかし、本当に手際の良い事!さすが看護師さんです。ダテに毎日たくさんの赤ちゃんをお風呂に入れてません。

もう余裕がありすぎて、途中でガーゼをひゃくの頭にそっと乗っけて、「ばばんばばんばんば~ん♪」って歌ってました。  …ね、年代ばれちゃいますよ!汗  おちゃめなヤマオカさんです。

そうこうしている間に入浴は終了。ひゃくもあっという間に肌着を着せられて、きれいさっぱりです。

ふむふむ。見ている分には結構できそう…かな?うん、大丈夫そうだ。後でビデオ見ようっと。
なんて軽い気持ちのまま、あっという間に週末になりました。

ドキドキしながら旦那と一緒に病院へ。ヤマオカさんはひゃくをお風呂に入れず、私たちを待っていてくれました。

「それでは、どっちがやります?パパ?ママ?」

お互いちょっと怖いので、どうぞどうぞの精神で譲り合ったのですが、やはり最初は私が…ということに。旦那はビデオ係です。

初産だったので、首がグラグラの赤ちゃんをお風呂らしいお風呂にに入れるのは初体験。しかも、モニターとか色々体にオプションが付いています。

いつも授乳の時に抱っこしていますが、それとは違う技術が必要そうだな…と感じました。

でも流れはビデオで見たし、大丈夫大丈夫…

果たして、私は無事にひゃくをお風呂へ入れられるのだろうか…?!

つづく

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いよいよなのか…?! [通院期]

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どうもお久しぶりです!
なかなか更新ができなかったのですが、今回は久しぶりに入院していたころのお話をさせて頂きますね!

GCU生活にも慣れて、いよいよ入院生活も佳境に入ってきました。入院初期から言われていた、退院の目安である出産予定日の頃が近づいてきたのです。

10月中旬が予定日だったひゃくですが、実際に産まれたのは7月中旬。それは、10月上旬の週末のこと。

夫婦でひゃくに会いに来た際に、先生からお話があると言われました。

「え…もしかして、退院についてかな?!」

と、ソワソワしながらも、どうしても悪い報告のイメージを拭い切れない自分が居ました。こういうシーンは入院してから何度かありましたが、本当に慣れません。緊張と不安が入り混じり、心臓がドキドキしていまいます。

そして例の通り個室に案内され、部屋に入るや否や、早速本題の退院時期についての話が始まりました。

先生はちょっと苦い顔をして、

「う~ん、まだちょっと退院は難しいかな…」

と続きました。

その言葉を聞いたときの事は忘れません。あの苦い表情にドキッとしましたし、「やっぱり…」と、すごくガッカリしたのを覚えています。

この3か月間は私にとってはすごく長く感じていました。少しでも早く一緒に家に帰りたいと常に思いながら過ごしていましたので…。まだこの日々が続くのかと思うと、やはり残念な気持ちになってしまいました。

理由としては、
・まだ血中酸素飽和濃度の数値が安定しておらず、肺の状態が心配
・眼球内の毛細血管の発達具合がイマイチ

といった点が大きかったようです。体重などその他については、2キロ越えるくらいまで成長しましたし、ミルクの飲みもまあまあだったので、もう退院しても差し支えはない様子でした。

そういう訳で、10月中旬の退院は叶わず、もうしばらく入院生活を続けることとなりました。

退院延期についてはもちろんですが、お話の中でもうひとつ言われた事があり、私の中ではそれが気がかりになっていました。

「しばらく様子をみても酸素の数値が良くならなかったら、退院の際に酸素の機械をお貸しするので、お家でも鼻からチューブを付けて様子を見ていく必要があるかもしれませんね。」

聞けば、病院で使用されている酸素を供給してくれる大掛かりな機械は、カートで持ち歩きできるくらいのサイズがあり、それを自宅用に貸し出してくださるとのことでした。

え…そんな…家でも??

すごくショックでした。

私も初産だったので、赤ちゃんと一緒の生活については、夢見がちな部分が当時多かったと思います。
「抱っこしてお出かけして、あんなとこ行って、こんなことして…」
なんていう、思い描いていた幸せな赤ちゃんライフが音を立てて崩れた気がしたのです。(まあ、お産の時から理想とはかけ離れていたんですが…)

だって、”赤ちゃんを抱っこしてるママ”と”酸素チューブをつないだままの赤ちゃんとママ”を何も知らない人が見たら、やっぱり後者の親子に対しては特別な視線を向けてくるのは間違いありません。

「なにかの病気かしら…かわいそうに…」と思われることでしょう。親子が本当に幸せだったとしても、です。

「幸せなら、他人の目なんて気にすることないだろ」とご意見もあるかと思いますが、ほんとその通りだと思います。それに、ひゃくの体の為には仕方の無い事ですから。「そんな事言ってる場合じゃないだろ」ということも充分分かっているのですが、当時の私にはショックが大きかったのです。



そんな話を聞いた後、複雑な気持ちでひゃくの元に戻ると、相変わらずもぞもぞとのんきに手足を動かしていました。鼻のチューブをすぐに外そうとしてしまうので、手袋を付けさせられています。自分の体のため…というのは本人には分からないですからね…純粋に邪魔なんでしょうね。

はあ~人の気も知らないで…

嫌がってしょっちゅう自分で外している鼻の酸素チューブを、家に帰ってもまだ着けなければいけないなんて…。

3か月間、いくつもの注射や点滴、検査に耐えて、ずっと保育器の中で暮らしてきたひゃくには、自宅ではのびのびと自由に過ごさせてあげたいとずっと思っていました。

でも、もしかしたらそれも叶わないかもしれない。家に帰っても、嫌いなチューブを我慢して着けさせなけれないけないかもしれない。

「退院すれば、全ての治療が終わるなんて考え、甘かったな…。」健康で普通に暮らせることが、どんなに幸せなことなのかを改めて思い知らされました。


でももっと頑張れなんて言えない。ひゃくは充分頑張っていました。

どこかの本で読んだ話ですが、「赤ちゃんは今できること以上のことに常に挑戦している。100しかできない体で120のことをこなそうとしている」…まさにその通りだと思います。

ひゃくは、今日までできなかったことを明日できるようになるため、一生懸命成長していました。

そう思うと、「自分だけ一刻も早く退院させたいなんて考えてばかりで、アホだなあ…」という気持ちが湧いてきて、「焦らず、ゆっくりとでいいんだ!」と自分に言い聞かせることができるようになりました。


外している時のほうが調子が良かったり、かと思うとすぐに酸素の数値が落ちたり…ひゃくの肺の状態に一喜一憂していたこの時期。

担当看護師のヤマオカさんや他の看護師さん方も、ひゃくの酸素の数値についてすごく気にかけて下さり、少しでも調子が良さそうなら鼻のチューブを外して、少しずつ酸素チューブ無しの世界に体が慣れてくれるよう、対応して下さってました。


そんなこんなで、退院はまだ少し先の話…

と、思っていた矢先、その日は突然やってくるのです…

つづく



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命をつなぐために必要だったこと [通院期]

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皆さんこんにちは!
今回はちょっとお話が遡ってしまうのですが、ひゃくが生まれてすぐのNICUに居た頃の話をさせて頂きます。

実はひゃくは、入院してすぐの頃に一度輸血を受けました。
先生のお話によると、しばらく様子を見ていましたが、やはり体内で血液を作り出す力が足りないため、このままでは成長に必要な血が足らなくなってしまうとのことでした。

先生の話し方の様子からも、「やむを得ずなのですが…」といった感じ。それは、輸血というのが一般的にあまり良いイメージが無いことを物語っていました。

もちろん私たちもそうでした。輸血によって被害を受けたニュースもいくつか見てきています。”輸血”の話を聞いた時、一番初めにそういった不安がよぎりました。

娘はAB型で私と同じだったので、母親である私の血を使う事はできないのかと相談しましたが、指定の機関から支給される血液のみを使うという規定があるようで、血の繋がった親でも輸血することはできないのだそうです。

色々と思う事はありましたが、やはり娘の命には代えられません。先生には宜しくお願いしますと輸血を了承する旨をお伝えしました。

そして、ある日ひゃくに会いに行くと、先生に輸血が完了した旨を伺い、「そうか…」と何となく複雑な気持ちになったのを覚えています。その後は特に問題はなく、今まですくすくと育ち、現在では生意気な2歳児に成長しました笑

輸血については色々な考えをお持ちの方がいます。宗教上の理由でも、輸血を拒否する方々もいらっしゃると思います。私の昔の知人にも、そういった理由で輸血が出来ないため、何かあった時のために、かかりつけの病院で自分の血液を保存しておいているという方もいました。

将来、ひゃくが大きくなった時にそういった方たちと接する機会があったら、一体ひゃくはどんな風に思われるのだろうか…忌み嫌われるような存在になってしまうのだろうか…とか今でも色々と不安になったりもします。

でも、今の元気なひゃくはその輸血があったからこそ存在しているのであって、然るべき機関でしっかりと検査をクリアした、親の血よりも安全な血液を頂けたからだと信じています。

ひゃくの生きる力になって下さった、AB型のどこかの誰かさんにはとても感謝しています。

今まであまり献血について興味が無かった夫婦ですが、機会を見つけては主人は献血に行っているようです。
ひゃくの居る手前、なかなか行けない私ですが、いつか私も行かなくてはなと思っています。(ほんとは私こそ行くべきなんですけどね…彼はA型だし…)

という訳で、今回は色々と考えさせられるテーマについてお話ししました!ちょっと重いお話になってしまいましたが、いつかお伝えしたいと思っていたことなので、書けて良かったです。次回はまたふざけた内容の日記になるかと思います…スミマセン笑

それでは!


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GCUの同期たち(2) [通院期]

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皆さんこんにちは!

前回はGCUで知り合った双子ママについてお話しましたが、今回は別のママのお話をしようと思います!

ある日、授乳室にひゃくを抱えて入ると、あまりお見かけしないママがいらっしゃいました。

病院の授乳室は横長のベンチなので、みんなで横並びに座って授乳するのですが、そのママの奥にいつもの双子ママが居たので、二人の間に座りました。

双子ママと私は毎度のことながら、授乳に四苦八苦。赤ちゃんもまだ体力が無いので、途中で寝てしまったり、乳首をくわえたがらず泣いてしまったり…
酸素の数値も気になるので、常に首の角度とか色々気を配っていました。

そんなさなか、ふと隣をチラリと見てみると、なんとそのママは授乳クッションに両肘をついて、かなりリラックスした状態で授乳をしていたのです!

「ええ~~~?!す、すごい~!」と内心ビックリ。授乳クッションに横たわる赤ちゃんはまだ小さく、ひゃくよりちょっと大きめといった感じでした。

でも、普通の赤ちゃんよりは小さめの赤ちゃん。きっとおっぱいを飲むにはまだ大変そうな大きななのですが…
なんということでしょう。母子ともに何事もないかのように授乳タイムを過ごしています。

双子ママも同じタイミングで同じことを思っていたのかもしれません。二人して、その親子の様子を凝視してしまいました笑

そこで思わず、「すごい慣れてらっしゃいますね」と声を掛けてみました。いつも自分から話しかけるなんて滅多にない自分が…

すると、そのママは気だるげにというか低めの声というか、落ち着いたトーンで、
「あー、この子三人目なんで…笑」
という回答が返ってきたのです。

あーなるほどー!それで慣れてたのか!納得。
しかし、三人を産んだとは思えないほど華奢な女性で、話し方とかイメージは、YOUさんみたいな感じで、なんかかっこよく見えました笑

聞けば、三人目のお子さんは少し小さめで産まれたため、GCUに入っていたようです。母子ともにあまり問題はなかったようなので、すぐに退院されたので数回しかお話できませんでしたが、初産のママが多い中で、私にとってはとても新鮮でした。

今でも良く覚えているシーンが、そのリラックスした姿勢でおっぱいをあげながら、
「いや~ほんとこの時間って退屈ですよね~」と漏らしていたこと。

その時は「え~授乳が退屈だなんて…絶対考えられん!」と思っていましたが、退院して数か月経ったころ、その言葉の意味が分かったような気がしました笑

でも、あんなに苦労しながらあげていたおっぱいが、退屈と思えるくらい日常的なものになったのは、我が子が成長した証。それも喜ばしいことだな~とも今では思っています。

しかし、あのママさん以上にテンションの低い方にはまだ出会えてないですね。育児に慣れている慣れていない以前に、多分性格の問題なんでしょうね!とってもクールなママさんでした!


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