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NICUの仲間たち(2) [通院期]

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前回はかなりライトな感じでNICUのお友達を紹介しましたが、今回はママ同士の交流についてお話していこうと思います。ちょっと重たい内容のお話しになってしまうかもしれませんが、お付き合いいただければ幸いです。。

普通は同じ病室に居合わせたママ同士、意気投合してママ友に…なんてお話を耳にすることがありますが、NICUに関していえばそういったことはほとんどありませんでした。

なぜなら、ここにいる赤ちゃんのママ達は決して幸せな気持ちで満たされているとは限らないからです。

みんな、病室に居るときはじっと目の前の保育器の中の子供を見つめています。

そのまなざしは、私の気のせいかもしれませんが、悲しみをたたえているように見えるのです。

みんな、じっと口をつぐんで、ずっと眠ったままの子供を、何か思い詰めたように。


もし、他のママも私と同じ気持ちだったとすればその理由は良く分かります。

こうして保育器の子供を見ていると、不安と後悔ばかり襲ってくるのです。

”もしかしたら、何か問題があるのかもしれない”
”ちゃんと育つだろうか…”
”私のせいでこんな辛い目にあわせてしまった…”

色んなマイナスの感情が押し寄せてきて、とてもじゃないですが、他のママと仲良くしよう!なんて気持ちにはなれません。

周りを見てみても、気軽に話しかけられるような雰囲気でもないのです。



ある程度大きくなると、ほとんどの赤ちゃんは保育器から出て、GCUに移動していきます。

でも、様々な事情・病状でNICUから出られない赤ちゃんもいました。


私が通院していたとき、部屋の角にずっといる赤ちゃんがいました。
その子はもうかなり大きく成長しており、保育器には入っていませんでしたが、体中に管が付いていて、ずっと寝ていました。

起きることもほとんどなく、泣くこともなく、ずっと寝ていました。

その赤ちゃんにはよくお母さんが付き添っていました。
その赤ちゃんは、呼吸が自力では出来ないようで呼吸器をつけられており、常に痰がからむのでお母さんがよくチューブで吸い取ってあげていました。

ひゃくちゃんも呼吸器が未熟で痰がからみますが、それよりも症状が重たいように見えました。

普通は看護師さんでないと痰取りの処置はできません。でも、そのお母さんは慣れた様子でその赤ちゃんを処置してあげていました。それだけ見てもここに長く居ることが分かりました。

原則、NICUには両親のみ入室を許されていますが、その子にはお母さんとおばあちゃんらしい人が付き添っていました。通院中、父親が来ているのを見ることはありませんでした。

そのお母さんは子供の横で静かに泣いてるのを見かけたことがありました。
でも、こんなに打ちひしがれている人に励ましや優しい言葉を気軽にかけられる人がいるでしょうか…看護師さんたちも普段はそのお母さんとお話ししていることはありますが、そんな時には皆さんそっとしておいているようでした。

変な言い方ですが、自分の子ももしかしたら同じ運命を辿るのかもしれないのです。
そう思うと、とても他の人を励ますような気持になれなかったというのもありました。

でも、これは私の見た範囲での推測も入っていますので、どれだけ辛い状況でいらっしゃったのか実際は分かりませんが、あの部屋にいる赤ちゃんたちはみんなそれぞれドラマがあって、お母さん方も悩みながらも一生懸命に通院していました。

みなさん言葉は交わさないのは、やっぱりお互いの辛さや気持ちを察してのことだったと思っています。

そういったわけで、NICU時代はママ友なんて次元では無く、交流なんてほとんどありませんでした。GCUになると、一緒に授乳室で話し合ったりなど交流がありましたが、それはまたGCUの時にお話ししましょう!

次回は母乳事情についてお話ししようとおもいます!それでは!

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NICUの仲間たち [通院期]

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NICU内の10数台の保育器で暮らしている赤ちゃんたち。みんなそれぞれに出生時のドラマがあり、ここで一緒に頑張っています。

NICUにいる子たちは大きく分けると2タイプに分かれているように感じました。
・前もって入室が予定されている赤ちゃん
・緊急で搬送されてくる、あるいは転院してくる赤ちゃん
です。

前者は、大抵双子ちゃんや三つ子ちゃんが多いです。母体の負担を軽減させるために、最近ではまだ小さめで取り出すことが主流のようで、計画的に入院して帝王切開で産まれます。

ほとんどはGCUくらいで大丈夫な大きさまで育つのを待つのですが、母体に危険があるなど問題が生じたときはかなり小さい時に取り出して、そのままNICUに入院するようでした。

実際、私たちが居た時も半分くらいは双子ちゃん、三つ子ちゃんが並んで保育器に入ってました。(お名前の名字が同じなので分かりやすかったんです。)

そして後者が、ひゃくちゃんのような緊急で搬送されてきた赤ちゃんたちです。

都内にNICUを備えている病院は限られており、病床は常に飽和状態のようでした。
これこそ社会問題としても取り上げられている、”たらい回し”の発生にもつながっているのかと思います。

NICUではすぐそこで先生や看護師さんがお仕事しているのでその様子や会話が筒抜けです。
小児科の先生たちはいつもとてもお忙しそうで、PHSでよく他の病院からの受け入れの相談を受けている時もあったように見受けられました。

「今からもう一人来るよ~」

「え~?!もういっぱいですよお…泣」

なんて、先生と看護師さんの会話をしばしば耳にしていました。

ちょうどひゃくちゃんをお世話していた看護師さんは、緊急でまたひとり搬送されてくると聞いて、
「これからお友達がもうひとり来るよ~♪」
なんて、のんきな感じで話しかけてくれたときもありましたね笑

看護師さんたちは負担が増えるので大変でしょうが、こうして受け入れてくれる場所があることが、私たち親にとってはとってもありがたいことだなあ。と常々思っていました。

と、ざっとNICUの仲間たちについてお話ししました!
次回はさらにもうちょっと詳しく、掘り下げてお話しをしようと思います!
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NICUの日常 [通院期]

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通院生活も数週間がたち、過ごし方も決まってきた、病院での1日の過ごし方を今日はざっとご紹介します。

NICUにいる赤ちゃんたちは、ほとんどが新生児。
なので授乳のタイミングは3時間おき、これが24時間続くので1日8回ご飯の時間があるということになります。

授乳の時間になると、まとめて体温計測やおむつ替えなども一緒に行います。ひゃくの場合はそれに加えて、まだ呼吸器がしっかりしておらず常に痰がからむので、喉を通しているチューブから吸引機を挿入して痰を吸い取るという作業があってからミルクでした。

まだうまく動けないので、床擦れを防ぐためにこのタイミングで体を横にしたりうつ伏せにしたり、常に体制も変えてもらっていました。

ずっと寝ているだけの娘ですが、この時だけは目を覚まして動いたり目を開けたりするので、親にとっては見逃せないハイライトタイム!いつも忙しそうな看護師さんから今日の様子を聞きやすいタイミングでもありました。

それに、痰を吸い取る作業は咳き込んだりして本人にとっては辛い事のようでしたので、できるだけ見届けてあげたいという思いからも出来るだけ立ち会うようにしていたのです。

大体12時のミルクタイムの30分前から少しずつ順番にすべての赤ちゃんのお世話をするので、11時
半には病院に行くようにしていました。

それを見届けてから、自分がお昼を食べて、もう一度病室に戻って看護師のヤマオカさんとのお話ノートを書いたり、ぼんやりひゃくを眺めたりしながら15時のミルクタイムを待ちます。

そして、14時半ころからまたお昼と同じ流れでお世話をされていくのです。

と、こんな感じで夕方まで病院にいました。夕方と朝に看護師さんたちの引継ぎがあって、その時だけは大事な業務連絡もあるので、母親たちは外に出されていました。私はそのタイミングでいつも帰っていましたが、10分程度のそれが済めばまた病室に戻ってこられたので、再び病室へ戻る親御さんもいたようです。

病院によっては、1日2時間までしか病室にいられないとか、オムツ替えもさせてもらえないNICUもあるそうです。

実際看護師さんはお忙しいですし、我々素人がモタモタしてたら邪魔ですしね。そう規制をする気持ちもわかります。手違いで何かあってからでは遅いですし…
でも、こうして触れ合えたり、好きなだけ一緒に居ることができるこの病院に入院できて私としては良かったなと思っています。

母親との触れ合いを大事にしている病院で、カンガルーケアもさせてもらえたり(これについては後日詳しくお話します)とても貴重な体験をさせてもらいました。

とまあ、入院初期はこんな風に過ごしてました。
ミルクがちゃんと飲めるようになったり、保育器から出るようになるとまた少し内容が変わってきますが、3時間に一回というペースは変わりませんでしたね。

それでは次回は、NICUに一緒に入院していた赤ちゃんたちについてお話しようと思います!
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最近のひゃく(1) [日記]

今日はちょっとお話としては脱線してしまいますが、最近のひゃくについてお話します。

最近のひゃくは変な知恵がついたのか、謎の行動をするようになりました。

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なんなんでしょうね…

たぶん、自分で頭を床にぶつけて
「みてみて~痛いのよ~優しくして~」
ってお叱りを軽減させてほしいアピールなんだと思います。。

床に頭をぶつける寸前に自分で手加減するので、あまりいい音がしないときは再度いい音がするまで頭を打ちなおしています…

周りで誰もそんなことしてるひと居ないんですけど?!
何を見て学んだんだろう…

と最近なぞの成長を遂げている娘です。
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